社章を作ってくれる業者

社章制作業者を選ぶ時は型の保管期間に注意

社章を制作している業者はネットでざっと検索するだけでゴマンと見つかりますが、その中から実際に制作を頼むところを選ぶ時に、注目した方がよい点が1つあります。それは型の保管期間です。
型の保管期間とは、1度作った社章の金型をどのくらいの間使いまわすことができるかのことです。社章制作に使われる金型は、打ち出しごとに1トン以上の力でプレスされるため、時間が経つにつれて劣化が起き、制作物の質が保てなくなります。
そのため、通常どの業者も1度作った金型を使い続けられる期限を設定しています。業者の中には、金型や社章本体の製造を中国などの海外で行うことで低価格を実現しているところもあり、その場合、金型の質が国産より低いために、他業者よりも保管期間が短めになっていることがあります。
社章と一緒に金型も発注する初回だけでまとまった数の社章を作ってしまって、その後5年10年はまず追加する必要がないというのであれば、気にする必要はありませんが、できるだけ少数ずつ発注したいなどという場合、既に説明したように、業者によって型の保管期間が3年であったり5年であったりとバラツキがありますので、業者を選ぶ段階で注意する必要があるのです。

ユニークで珍しい社章の仕上げ方3選

社章の制作は、創業から100年以上の歴史を持つ業者もあるほど日本になじみ深い事業です。そのため、社章の装飾、仕上げのバリエーションも多種多様です。その中でも比較的珍しく、ある意味採用するのに勇気が必要な仕上げのスタイルを3つご紹介します。
【シルクプリント】
1色ごとに版を用意して塗料を塗布することを繰り返し、最後にエポキシ樹脂などでコーティングする仕上げ方です。印刷面には立体加工をしないため、造形的に面白みに欠けるところはありますが、色の再現性が高く、比較的細かいデザインにも対応できます。
【象嵌】
アクセサリーに用いられることが多い伝統的な工芸技術の1つで、ベースとなる本体上の色や素材を変えたい部分を掘ったり削ったりして凹みを作り、そこに凹みと全く同じ形に整形した別の素材をピッタリとはめ込む仕上げ方です。腕の良い職人にしかなし得ない、金と赤銅など複数の素材が完全に一体化している仕上がりは、美しく高級感にあふれています。
【議員式】
名前からわかるように、国会議員などの議員バッジに使われている仕上げ方です。エンジや紺色のビロードで包んだ台座の上に通常の社章を載せたようなデザインで、品位や風格を感じさせます。落下防止目的と飾りを兼ねた絹の紐をつけることもあります。通常の社章の仕上げ方として採用するには、一番勇気が要るのではないでしょうか。